本書は、ゲームをやめられない、生活が乱れているなど、子どもや若者と電子機器のゲームの問題に悩む支援者や大人向けに、心理カウンセラーがゲームとの向き合い方を解説したものです。ゲーム依存やゲームの悪影響が注目されるなか、ゲームを制限するだけで問題は解決するのでしょうか。子どもたちがなぜゲームに夢中になり、ゲームを通してどんな体験をしているのか、大人たちは知る必要があるかもしれません。本書は心理臨床の視点から、ゲームのポジティブな面にも目を向け、彼らの心理をひも解きます。ゲームへの理解を深め、子どもとのより良い関係を築くための指針となる一冊です。