腰痛や肩こり、膝の痛みなどの慢性痛で悩んでいる人は、約2315万人もいるといわれています。多くの人は、痛みに直面すると「短期的な対策」を選びます。例えば、鎮痛剤を服用する、湿布を貼る、マッサージを受けるなどです。これらの方法は確かに一時的な緩和をもたらしますが、根本的な解決には至りません。痛みとは、身体の発する「SOS信号」です。それは、姿勢の悪さ、過度なストレス、あるいは生活習慣の見直しを怠ったことによって、身体のどこかのバランスが崩れていることを警告するものです。本書では、筋肉の過度な緊張、骨格の位置異常、神経の圧迫などによって崩れた身体のバランスを整える山田式整体療法について解説しています。