養護施設で育った住職が伝えたい

子育てで忘れ去られた

とても大切なこと


森下瑞堂/著 現代書林

●装丁●本文イラスト●DTP


5歳で母と死別。実の父は記憶にありません。その後、義父と暮らしますが、義父が倒れたことで、養護施設へ――。孤独な少年時代を送った著者は、テレビの番組制作の仕事を経て、お寺の住職になります。そんな波乱の人生を歩む著者が大切にしているのは、知識や五感を超えた、目に見えないものを大切にする子育て。例えば、掃除。掃除は信仰心を育むだけでなく、子どもの心と体を健康に育てるといいます。縁の不思議と大切さ、徳を積むことの意味など、学校では教えてくれない、子育ての本質に気づかされる1冊です。