逆境からの贈り物

失った視力が教えてくれた幸せの形


塚本佳和/著 現代書林

⚫︎装丁⚫︎DTP


7歳の頃に視力が大幅に低下し、医療ミスによって19歳で両眼とも失明となりました。また鍼灸学校卒業後に開業した治療院は経営難に陥り莫大な借金を抱え、自殺未遂を経験するなど、過酷な人生を歩んできました。本書では治療家としての著者の波瀾万丈な人生を振り返り、様々な人との出会いから得た学び、そして積み重ねてきた数々の挑戦が綴られています。治療技術を磨き続けた結果、予約が絶えない繁盛治療院となり、フルマラソンを完走し、富士登山にも成功し、東京オリンピックの聖火ランナーにも選出されました。過去の逆境を「贈り物」と捉え、自身の経験を希望に変える著者の生きざまをまとめた本書は、諦めずに努力することの大切さを私たちに教えてくれます。